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匠の素顔
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製品の良し悪しがでるのは、年齢でもキャリアでもない。真剣さやしっかりつくるということ
表板・裏板削り 磯谷さん キャリア30年

やわらかくてやさしくて、そんな木の性質が好きなんです。木は素直。
この仕事は、結果として製品に顕著にすぐ現れる。
そんなところがバイオリン造りの面白さと思います。
そして、製品の良し悪しがでるのは、年齢でもキャリアでもない。真剣さやしっかりつくるということでしょう。そうやって思ったとおりのモノができたとき、この仕事の喜びを感じるのです。
表板、裏板を削るための小さな鉋は、既製品を自分なりに使いやすくフィットするように自ら鉋に絶妙なアーチをほどこします。 そんな道具や仕事に対するこだわりのひとつひとつがいいモノを生み出すと考えています。
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何十年後は、塗料がどう変化してゆくのか。長年の技術の上に更なる研究を今も重ねているんです。
塗装 工場長 谷口さん キャリア47年

バイオリンをお使いになられる方が、まずは手にとって、そして音を確かめます。
その手にとっていただけるような雰囲気をつくらなければならないのです。
それが塗装の役目のひとつでもあります。

美しく魅力的な楽器に造りあげるための研究材料であるサンプルのバイオリンがズラリ。

何十年後は、どのように色が褪せてゆくのか。塗料が変化してゆくのか。この変化には、どのような塗り方や塗料が関わっているのか。長年の技術の上に更なる研究を今も重ねているんです。
いつまでたっても楽しくやれるからこそ、技術は向上するし、やりがいが絶えることはないのだと思いますね。

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バイオリン造りが好きでしょうがない。だから40年近くもやっているんだ。
ネック造り 近藤さん キャリア47年

自動車会社に勤めていた47年前、バイオリン造りの紹介を受け、木の宝石を目にしました。飴色にピカピカと輝いたバイオリンの最初の印象が今でも忘れられません。 削るということは全てを忘れてしまうほど没頭するんです。
こんなに楽しくて好きな仕事はありません。
現代は手工という職業は貴重でもあるが、やりがいがありますね。手でものがつくれる喜び。
多くの職人の中で、40年以上のキャリアを持った匠たちは4人います。みんなよい仲間であり、いい意味のライバルです。

長年の仲間として、技術だけでなく、信頼関係も培っているからこそ良いものができるのだと思うんです。

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