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職人がつくるバイオリン
表板・裏板削り ネック造り 塗装
   
バイオリンができるまで
塗装

バイオリンでいう塗装とは、バイオリンの顔、化粧みたいなもの。バイオリンが醸し出す雰囲気作りの要となります。 塗装で一番大事なのは、手工で加工した繊細なカーブの面や形のイメージ、材料の木目の美しさを活かすように塗装をかけることです。

バイオリンを人が選ぶとき、まずは手にとって、そして音を確かめます。そんな手に取るような気にさせる、人の心をつかむ表情を作り出すことも塗装の役目なのです。

塗料は、透明度の高いニスとヨーロッパからとりよせる12種類の天然樹脂をブレンド。 その方法は常に同じではなく、季節や温度湿度の変化にもよってブレンド方法を変えています。良いニスを使うことは見た目だけでなく、音にもいいのです。

上級品のバイオリンともなると、目止めの塗料を5回、着色を15〜20回、保護の透明のニスを5〜10回、乾燥、研磨を含めて、1本塗装の工程が完了するまで60日かかります。

職人だからできる、計り知れない集中力と長年の腕をもってバイオリンに艶やかな装いをもたらしているのです。

匠の素顔はこちら
より自然な木の表情を表現するために
細部まで色を加える(タッチング)

研磨により滑らかな表情をつくる
塗装の前後で表情は大きく変わる

年季の入った塗装道具
数々のニスや塗料類
塗装中のバイオリンの数々

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