バイオリンの
    お手入れについて

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大事なのはメンテナンス

バイオリンはとてもデリケートです。
きちんと正しくお手入れすることで修理が必要となるトラブルも減らすことになります。
楽器とはいえ我が子のように向き合うことでちゃんとバイオリンは答えてくれます。

練習や演奏後など

練習・演奏後は、松脂や手垢、汗等で汚れますので、楽器を拭くクセをつけましょう。

バイオリンを拭く

バイオリン

拭くための布は松脂を拭くものと手垢等を拭くものの2種類あると便利です。
楽器用クロスやガーゼなど柔らかいものが良いでしょう。 松脂は時間がたつと落ちにくくなるので、演奏後は必ずf字孔辺り、弦、指板等を丁寧にふ き取ります。手垢、汗等は楽器に触れる部分を中心にゴシゴシ擦らず優しく拭き取りましょう。

汚れがひどい時等、専用クリーナーもありますが、楽器表面のニスを傷めないよう気をつけることが必要です。拭き取りが終わったら、弦は緩めず、ケースに収納しましょう。
弓を拭く

弓は手の触れるスティックの汚れを拭きます。弓毛は傷める恐れがあるので拭き取りはしません。また、弓毛を少しゆるめた状態でケースに収納します。緩めすぎに注意しましょう。 弓専用のケースに収納することもオススメします。

普段のお手入れ

バイオリン

バイオリンは木でできています。
日本の気候から考えても、温度・湿度の変化にバイオリンは とても敏感です。湿度の高い梅雨時期や雨の日は乾燥剤をケースに入れると良いでしょう。
夏は高温になる所は避け、涼しく風通しの良いところに保管します。冬は暖房機のそばは避け、極度な乾燥にも注意が必要です。

練習・演奏の前やお手入れ時に、全体のチェックも欠かせません。とくに駒は、繰り返す調弦で、指板のほうへ傾いてくることがあります。表板に垂直に駒が立っているかどうか時々点検してみましょう。
駒を立てる

弓も同様に通気性の良いところで保管します。 虫食いなどの被害を避けるために長期間保管する場合は、時折ケースから出して通気性をよくする(文字通り「虫干し」というもの)、防虫剤をケースに入れるなどしましょう。

弓の毛替え

弓毛は消耗品です。定期的な毛替えが必要となります。 演奏量にもよりますが3~6ヶ月に一度、最低でも1年に1回は毛替えをしたほうが良いです。
鈴木バイオリン製造の本社工房でも弓の毛替えを行っておりますので、お気軽にご相談ください。
新品の弓、毛替えをした後の弓は松脂がぬられていないことが多く、そのまま弾いても音は出ません。弓毛をピンと張り1~2分程度かけて弓先からフロッグの手前まで、毛の部分にしっかり松脂をこすりつけましょう。

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